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建通新聞社四国
2010/11/26

【徳島】初弾工を近日発注 鮎喰川水管橋耐震補強

 徳島市水道局は、鮎喰川水管橋耐震補強(その1)を近日中に発注する予定。同耐震補強は、2010年度から3カ年計画で行うもので今回が初弾となる。残る部分については、11年度以降の被取水期を中心に工事を進めていく。
 概要は、橋脚(P1、2)補強工、河川内に入るための工事用道路設置工、作業土工一式。コンクリート巻き立てによる補強を実施する。工期は約7カ月。P3以降については、試掘により施工方法を決めていく。実施設計はニタコンサルタント(徳島市)が担当。
 同水管橋は、徳島市国府町延命(鮎喰川左岸)から一宮町東丁(同右岸)に架かり、延長367b、口径1000_の鋼管を使用。橋脚はP1〜P8までの8基あり、高いところで約10〜14b。竣工は1973年ごろ。
 現在までに、耐震安全性の確保のため、構造解析および耐震性の検証を行い、耐震2次診断調査を実施。その結果を考慮し、複数案の補強対策工法に対する検討を進め、選定された対策工案に対して適切な計算法を用いて設計計算を行い、対策工の有効性を照査。工法選定に際しては、構造特性、施工性、環境への影響などの観点から整理、評価し最適な工法を決定する実施設計を進めてきた。