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建通新聞社(静岡)
2010/12/17

【静岡】県建産連 「建設産業は地域社会に必要な機能」 静岡県建設産業の主張2010開く

  静岡県建設産業団体連合会(伊藤孝会長)は15日、静岡市駿河区のグランシップで「地域の暮らしを守り、未来を創る。静岡県建設産業の主張2010」を開いた。川勝平太県知事と政治評論家の森田実氏が講演し、それぞれ「建設産業は不可欠な産業」「国家の実力は地方に存する」と述べ、建設産業と社会資本整備の必要性を訴えた。伊藤会長は「建設産業は地域社会に今後とも必要な機能だ」と語った。会場には、一般からの参加を含め約400人が集まった。
 開会に当たって、伊藤会長は「建設産業は世のため、人のために奉仕する産業の一つであることを自覚することが大切だ。そして『建設産業は必要です』と主張しなければならない」と、業界自らがアピールする必要性を指摘した。
 続いて川勝知事が講演。この中で建設産業の災害時の役割を重視し「建設産業が無くなったら災害先進県ではなくなる」と述べた。入札・契約制度改革にも触れ、「価格だけでなく信頼を入れ込んだ入札をやっていきたい」と話した。森田氏は「国を富ませる政策が必要だ。公共投資もやるべき。民間も設備投資をやるべき」と述べた。
 この後、「建設産業の未来へ」と題して、パネルディスカッションも行われた。伊藤会長、森田氏、小山町の田代信幸副町長、企業経営研究所の中山勝常務理事が登場し、地域の建設産業の進むべき方向などについて語り合った。

建通新聞社 静岡支社