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日本工業経済新聞社(茨城)
2010/12/17

【茨城】旧金砂小で宿泊型体験交流施設を計画 新年度に工事発注 常陸太田市

 常陸太田市企画課は、旧金砂小学校の校舎を利活用し、グリーン・ツーリズムWを体験できる宿泊型の体験交流施設などの整備を計画している。このほど、既存校舎を再生するための基本・実施設計の策定を桜設計事務所(水戸市千波町)に委託。平成23年度から改修工事などに着手する計画だ。24年度の供用開始を目指す。

 同事業は、19年度末に閉校した旧金砂小学校(下宮河内町820)の校舎を利活用し、グリーン・ツーリズムを体験することなどができる宿泊型の体験交流施設として再整備しようというもの。市では、基本構想として「たかはら自然塾」(日立市十王町高原396−1)や「大子おやき学校」(久慈郡大子町槙野地2469)」に近いものを想定している。
 校舎棟(RC造3階建て延べ1850u)の内部を改修して、宿泊機能を導入するほか、各種体験施設、常陸秋そばの情報発信施設、地域コミュニティ拠点施設、多目的ルームなどとしての利用も視野に入れており、今後、詳細を詰めていく。
 今年度は設計策定を予定し、このほど基本・実施設計業務の指名型プロポーザルを実施。今月1日に桜設計事務所が885万円で落札した。履行期間は23年3月末まで。
 計画では、23年度当初予算に工事費を計上し、夏ごろから工事着手。24年度の供用開始を目指す。


W グリーン・ツーリズム 都市住民が農家などにホームステイして農作業を体験したり、その地域の歴史や自然に親しむ余暇活動のこと。日帰り型と宿泊・体験型があり、常陸太田市では宿泊型の体験交流施設を構想している。


提供:日本工業経済新聞