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日本工業経済新聞社(山梨)
2010/12/17

【山梨】「観光振興」「渋滞解消」に期待 供用開始で開通式典挙行 山梨県

 県で整備を進めていた、国道137号河口U期バイパスの開通式が16日、富士河口湖河口地内に設けられた特設会場で、午前10時から挙行された。
 同バイパスは、平成3年から22年度までを事業年度とし、富士河口湖町河口地内の渋滞解消や災害時の緊急避難路として整備。概要は、全長3・2kで、沿線には、山宮、谷抜、追坂の3つのトンネルで構成された2車線道路となっている。
 開通式の冒頭、登壇した横内正明知事は、「河口地区の渋滞解消や、観光振興、生活環境の向上など、地域の活性化に大きく貢献する。現在整備中の新倉トンネル開通後には、新たなルートができ、本県全体の発展に寄与する」とした。
 続いて、来賓祝辞では、坂口岳洋衆議院議員があいさつし、「国際観光を促進する地域において、インフラ整備は、早期に進めて行かなければいけない」と、述べていた。
 さらに、武川勉県議会議長は、「完成したバイパスは今後、富士河口湖、富士吉田、忍野、山中を繋ぐ重要な道路となる。開通で、これからが格差是正の始まりだと考えている。今後も新倉トンネルの整備が続くが、必要な社会資本整備に全力で取り組みたい」とした。
 式典の終了後には、町立河口保育所の児童30人による、遊戯が披露されれ、開通式典に華を添えた。
 さらに、関係者による、テープカットとくす玉を開披した後、パトカー車両を先頭に、通り初めが行われた。


提供:山梨建設新聞