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建設経済新聞社
2010/12/24

【京都】宇治金井戸の白虹橋架替え 工事は23年度からを予定

 近畿地方整備局が進める天ヶ瀬ダム再開発事業の支障となることから架替える宇治市宇治金井戸の白虹橋について、23年度から工事に着手し、25年度に完成する予定であることがわかった。
 天ヶ瀬ダム再開発事業は本体工事として放水路トンネルをはじめ、これに付随する府道、市道等の付け替えを行うもの。近畿地方整備局琵琶湖河川事務所が天ヶ瀬ダム再開発事業に伴う左岸工事用道路(宇治市道山王仙郷谷線)の計画案を関係者に報告。その中で左岸工事用道路や白虹橋架替え等の事業スケジュール等を明らかにした。
 工事用道路は必要最低限の機能を確保しつつ、景観を考慮し現況を極力改変しない方針。事業期間中の工事用道路は工事延長480m、道路幅員は8・0m(車道6・5m、歩道1・5m)。歩道を確保するため、幅員不足箇所は張出歩道または擁壁工で対処する。22年度施工分の工事概要は既設側溝修繕工一式。工事期間は22年12月中旬から23年3月末まで。擁壁工L140m、張出歩道工L310mは23年度に実施する予定。張出歩道は事業完了後に撤去する。
 事業完了後、当該箇所の計画放流量(Q1500m3/s)に対して従前の機能が保持できるよう国が必要な道路整備を行う。
 事業スケジュールによると、工事用道路は22年度〜23年度に工事を実施。橋梁架替え(新白虹橋)は23年度から25年度を予定する。トンネル式放流設備は24年度に着手し、27年度に完成予定。
 なお近畿地方整備局琵琶湖河川事務所は白虹橋予備設計を21年9月に発注した。担当はセントラルコンサルタント大阪支社(大阪市北区)。また同事務所は山王仙郷谷線路肩整備工事を22年11月に入札。小山工業(宇治市)が980万円で落札した。