トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2010/12/24

【徳島】12月補正に設計費 半田病院南病棟立替

 つるぎ町は、南海地震などの大規模地震に備えた耐震化を目的に老朽化の進む半田病院の南病棟建て替えを計画している。このため12月議会で補正予算として設計費4956万円を計上した。
 今回の建て替えには、国の医療施設耐震化臨時特別交付金を活用するため、2012年度中の完成が条件となる。設計者の選定方法は検討中だが、予算が承認されれば早急に設計を外注し、11年度に工事着手、12年度末までの完成を目指す。
 半田病院は、本館(1999年建設)と南病棟(76年建設)、管理棟(74年建設)で構成。災害時に地域医療の中核となる災害拠点病院に指定されており、早期耐震化が求められていたことから、南病棟の耐震診断を実施。その結果、耐震性能に問題があることが判明し、老朽化の著しい管理棟と併せて解体し、跡地に管理業務の役割りを持つ新病棟を建設することとなった。
 新病棟の計画規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3500平方bを想定。病床数は現在の97から1割程度削減する方針。解体する南病棟は同造3階建て延べ2152平方b、管理棟は同造2階建て延べ560平方b。耐震診断は上一級建築士事務所(つるぎ町)が担当。所在地は半田字中薮。