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建通新聞社四国
2010/12/28

【香川】土木部は約416億 県当初予算の要求

 香川県は、2011年度一般会計当初予算に対する各部局別の要求状況をまとめた。うち土木部の要求額は前年度の当初予算比で17・9%減、金額で91億1000万円下回る416億5300万円を要求している。全体の要求額は4298億0600万円で対前年度比0・3%減、額で14億8000万円減となっている。
 要求内訳は土木部関係では長寿命化事業として橋梁や河川・港湾管理施設に10年度当初予算より2億4300万円多い5億1100万円、ダム関連では内海・椛川・五名・綾川の4ダムに11億8200万円少ない25億4800万円を要望しているほか、重点的に実施している高潮対策事業に12億0100万円、高松港朝日新町沖に整備している多目的国際ターミナル事業に7億6400万円。
 警察関係では、交通死亡事故抑止対策として効果的な道路標識・標示などの整備推進に9400万円、通学路などへの防犯カメラ一体型の緊急警報装置などの防犯設備整備などに6100万円。
 教育委員会関連では、香川中部養護学校校舎増築の実施設計や高松養護学校全面改築の基本設計のほか、善通寺養護学校移転新築の用地取得や工事着手するために10億6500万円を要望している。
 そのほか建設関連予算では、高松市国分寺町の青年センター改築に1億9100万円。県立学校など県有施設の耐震化などに5億2200万円。
 治山・林道・造林事業の森林の整備推進に12億9600万円。11年秋の開場に向けて移転整備している農業試験場(綾川町)の研究用機器などの整備や場内の舗装工などに9億7100万円を要求している。
 また、民間住宅への太陽光発電システムの設置支援や耐震化に対する支援については要求に含まれていないが、検討されている。
 今後は知事調整などが行われ、10年2月中旬に新年度予算案が発表される。