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建通新聞社四国
2011/01/07

【香川】新年度に実施設計 香川中部養護学校増築

 香川県教育委員会は、教室数が不足している香川中部養護学校(高松市田村町)の校舎増築に伴う実施設計を行うため、委託費を2011年度予算に組み込む。また隣接している高松養護学校では耐震性の強化を図るため全面改築が計画されており、11年度に基本設計に取り掛かる方針。
 香川中部養護学校は、児童数の増加による普通教室数不足が著しく、8月に開かれた教育推進検討委委員会(武蔵博文会長・香川大学教育学部教授)で、早急な施設整備が必要とされている。
 一人当たりの校舎面積は、児童数がピークとなる16年度までに校舎面積で延べ3800平方bの増床が最低必要とされ、ゆとりある施設整備を目指し25年度までに延べ4600平方bの増床が必要としている。
 検討委員会では年度末までに、施設整備計画などの最終報告をまとめる方針。
 高松養護学校の全面改築は、耐震化を図るために整備するもので、隣接する保育専門学院が10年度末に閉校することから、同敷地6400平方bも含め香川中部養護学校と一体的な施設配置を検討する。現在の敷地面積は1万4000平方b。
 既存施設は、南棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1535平方b)、中棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1300平方b)、北棟・寄宿舎棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ2116平方b)、管理棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ585平方b)、自立活動棟(鉄骨造平屋293平方b)、体育館棟(791平方b)、給食棟(550平方b)などがある。