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日本工業経済新聞社(山梨)
2011/01/21

【山梨】重川橋の整備に遅れ 橋梁架替えは11月以降 横河・飯田JVが橋梁上部製作 県峡東建設

県峡東建設事務所が進める「一般県道山梨市停車場線重川橋架替え事業」の工事進捗が当初計画より1年近く遅れている。これは一部用地購入が難航したことが要因。県では10月末までに、鋼3径間連続非合成鈑T桁橋L156・1m、W6・5(14・3)m、製作鋼重720t規模の橋梁上部工事(横河ブリッジ・飯田鉄工JVの施工)を完成させ、渇水期となる今年11月から来年5月頃まで橋梁架設を行う。総事業費は概算で約18億円−。
 事務所計画によると、2012年度(平成24年度)に床版・橋面舗装や照明、取付道路の改良、13年度〜14年度に現橋を撤去と併せて、護岸の復旧工事をする。下部工はP1橋脚及びA2橋台、本年度にA1橋台及びP2橋脚など工事も発注済み(逆T式橋台2基、壁式小判型橋脚2基)。
 山梨市下石森〜歌田を結ぶ重川橋は、架設から70年が経過した老朽橋。調査の結果、RC桁のずれやヒビ割れの発生、桁端部の圧縮破戒や床版の損傷が確認され、耐久力と耐震性不足となっていることが判明した。また車道幅員も4・5mと狭く、重量制限も14tと交通の隘路となり、早急に架替える必要が生じている。上部工についても鋼鈑接着工、主桁修復工を実施したが、老朽化が進み応急対策工事での対応は困難、また下部工も橋脚間隔が12mと狭いため、洪水疎通障害が起きやすく抜本的な改築以外に整備手法はないと判断された。架け替え工事は地元山梨市でも根強い要望が出ているという。
 新橋の実施設計はサンポー(甲斐市竜王新町2277−15・電話055−230−6300)が担当した。


提供:山梨建設新聞