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建設経済新聞社
2011/02/14

【京都】市営住宅702棟の整備計画 ストック総合活用計画を策定 16団地で再生検討へ

 京都市は9日、市営住宅の住棟ごとの活用方針等をまとめた「京都市市営住宅ストック活用計画」を策定したことを発表。市内99団地中、今後も継続活用する72団地において耐震化・EV設置・バリアフリー化・浴室設置など各種工事を予定。また市内の16団地を団地再生検討団地と位置づけ、再生計画等の検討を進めていく。さらに11団地については、用途廃止を決定した。
 同計画は、市営住宅99団地702棟、総戸数2万3616戸(22年11月1日現在)における今後10年間(23〜32年度)の整備計画をとりまとめたもので、基本方針としては、▽耐震改修及びバリアフリー化の促進▽公営住宅の建替えは老朽化が著しいものに限定し、改良住宅は住み替えを進め、用途廃止や転用などの活用を図る▽耐用年限経過の木造住宅等は用途廃止▽建替えや集約を行なう団地は団地ごとに団地再生計画を策定し、団地内外の活性化に資する施設整備の促進―の4つを掲げた。
 また団地活用方針では、市営住宅99団地のうち、▽継続活用団地(72団地)▽団地再生計画検討団地(16団地)▽用途廃止団地(11団地)―の3つに分類。さらに住棟活用方針では、全住棟702棟のうち、▽継続活用(467棟・2万0906戸)▽全面的改善(1棟・380戸)▽建替え(26棟・615戸)▽集約(58棟・1435戸)▽用途廃止(150棟・280戸)―の5つに分類している。
 建替えについて本計画では、26棟のうち、50%以上の進捗を目指すこととしている。
 なお、各団地における団地活用方針は次の通り。
 【継続活用団地】
 ▽東天王町▽二条▽山科▽東野▽御陵▽音羽千本▽音羽▽大宅▽椥辻西▽椥辻▽西野山▽勧修寺第一▽勧修寺第二▽勧修寺北▽唐橋▽唐橋第二▽東松ノ木▽南烏丸▽東九条▽蜂ヶ丘▽葛野▽西大路▽西京極▽嵯峨▽広沢▽大覚寺▽鳥谷▽橋向▽川西▽樫原▽洛西東新林▽洛西北福西▽洛西南福西▽洛西東竹の里▽向島1街区▽向島5街区▽向島8街区▽向島9街区▽向島10街区▽向島11街区▽醍醐中山▽醍醐南▽醍醐中▽醍醐東1街区▽醍醐東2街区▽醍醐東3街区▽醍醐西1街区▽醍醐西2街区▽醍醐西3街区▽醍醐西4街区▽醍醐西5街区▽小栗栖▽石田東▽石田西▽大受▽いわたの森▽深草第三▽桜島▽竹田▽下鳥羽▽久我のもり▽際目▽南岩本▽岩本▽北河原(建て替え後)▽高瀬川南▽山ノ本▽久世▽久世南▽辰巳▽田中宮▽加賀屋敷―72団地
 【団地再生検討団地】
 ▽八条▽桃陵▽深草▽七瀬川▽鈴塚▽鷹峯▽楽只▽岡崎▽錦林▽養正▽壬生東▽三条▽崇仁▽壬生▽改進▽泓ノ壺―16団地
 【用途廃止団地】
 ▽上賀茂▽高野▽山端北▽山端南▽三宅▽三宅第二▽日ノ岡▽上鳥羽口▽越後屋敷▽木津▽下津―11団地