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日刊建設工業新聞
2011/02/17

【烏取】2011年度県内直轄事業 殿ダムの11年度完成など2月時点の事業計画説明/県議会常任委員会で

 国土交通省中国地方整備局が2月現在でまとめた2011年度の県内直轄事業で、鳥取市国府町に建設中の殿ダム事業費(治水分76億円)と11年度完成が明示された。また、鳥取西道路の鳥取空港IC−吉岡温泉IC間などで16年度以降の暫定供用が示された。県土整備部が16日にあった県議会企画県土警察常任委員会で計画概要を説明した。
 昨年11月に同省の11年度予算概算要求で明らかになった時点から、殿ダムの建設事業費が明確になったものの、道路や河川、砂防、空港などの事業費規模は変わっておらず、前回と同様に幅を持たせた提示となっている。
 主要事業は事業費ベースで▽道路事業=97億1000万円〜144億円▽河川事業=3億3000万円〜16億9500万円▽海岸事業=3億円〜7億円▽砂防事業=6億円〜12億円▽ダム事業=81億1000万円〜81億7000万円▽港湾事業=0〜3億円▽空港事業=0〜1000万円▽港湾事業(境港管理組合)=0〜4億円。
 道路事業では、駟馳山バイパスなど4区間の13年度供用に加え、今回、鳥取西道路の鳥取空港IC−吉岡温泉IC間5・2`、鳥取西道路U期(吉岡温泉IC−瑞穂ハーフIC)5・9`、鳥取西道路V期(瑞穂ハーフIC−青谷IC)6・4`、鍵掛峠道路(広島県庄原市西城町高尾−日南町新屋)12`の16年度以降の供用が明記された。
 殿ダム事業は、治水分76億円と利水分を含めた全体事業費は85億5900万円で11年度完成予定。砂防事業は事業費に変更はなく、日野川水系(3億円〜7億円)で大山三の沢、大坂4号、須郷、林ケ原、久古、日光の砂防堰堤(えんてい)6カ所、天神川水系(3億円〜5億円)は福本、野添5号、穴鴨3号、田代の砂防堰堤4カ所の実施カ所が追加された。
 同部によると、個別カ所の事業費は国の11年度予算審議を踏まえ、3月末までに確定する見通し。