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建設経済新聞社
2011/02/18

【京都】京都駅の賑わい創出事業 今春にも実施設計を発注へ 業者選定には一般競争を予定

 京都市交通局は、23年度当初予算案に「地下鉄京都駅賑わい創出事業」として1億7000万円を計上。予算成立後、発注準備を進め、今春頃にも実施設計を発注。年度内の工事契約の締結を念頭に、24年度中の開業を予定している。
 同事業では、1日10万2000人が利用する地下鉄京都駅において、利便性の向上や賑わいのある駅にするとともに、地下鉄財政の健全化をより進めていくため、市営地下鉄で最も乗降客数が多い京都駅構内に「Kotochika(コトチカ)」を整備する。総事業費は7億5000万円。
 計画では、京都駅(京都市下京区東塩小路町)の北改札エリア及び中央改札エリアに約600uの店舗スペースを確保。出店店舗数は10店舗を予定しており、23年度中にもテナントを公募し出店者の選定に取り掛かる。
 今回の改修と同規模の改修を行った四条駅の「コトチカ」では、公募型プロポーザル方式によって設計・施工を一括で発注(受託者=褐テ瀬組グループ(代表・褐テ瀬組/潟<gロプロパティーズ)が4億5000万円で落札)したものの、今回の京都駅の設計・施工業者の業者選定には、通常行っている一般競争入札による発注を予定。
 現在、地下鉄京都駅改修に係る基本設計などを行う「京都駅コンコース改修工事基本設計業務委託」を椛至驩謳ン計(京都支店/京都市南区)に委託。履行期限は3月末となっている。23年度初頭より実施設計の発注手続きを進め、5〜6月頃の設計業務の発注が濃厚。実施設計が仕上がり次第、工事の発注業務を進め、24年度中の開業を目指している。