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日刊建設タイムズ社
2011/03/02

【千葉】「千葉県リフォーム工事研」が始動/NPO法人設立、初弾は検見川神社で 手摺塗装などボランティア

3.2NPO法人千葉県リフォーム工事研究会(通称・チリ研、佐々木順一代表理事)の初めてとなるボランティア活動が2日、千葉市花見川区の「検見川神社」で行われ、11人の理事全員が参加した。
 同研究会は、建築の専門知識を持つ技術者を中心に、NPO法人として昨年12月に設立。リフォームに関する様々な問題をテーマに勉強会を重ねる一方で、勉強や仕事を通じて得たノウハウを還元して地域の人々に役立て、それぞれの地域を安全で住みやすい住環境に変えることと、地域に必要とされる団体を目指すもの。
 また、リフォーム工事を通じて、老人ホームや障害者施設等に暮らす人々が、より便利でより快適な生活を送れるための手伝い、社寺などの保全を活動理念としている。
 この日の作業は、神社の境内に続く石階段の手摺りと、入口にあるトイレを対象に実施。錆などが目立つ階段の手摺り(総延長約80m)は、錆止めを施してから上塗りを2回実施。また、境内正面の階段の手摺りについては、固定ボルトの修理と増し締めを行った。
 一方のトイレは、屋根と周囲のタイル床の水圧洗浄をはじめ、内部のパーティションやドアの下部の捲れなどを、平押えクロスやダイノックシートで補修したほか、清掃一式を実施。
 同研究会では、この日の検見川神社での作業を皮切りに、今後は2か月に一度のペースで様々なボランティア活動を検討。当面は、各理事が活動する地域として、4月に市川、6月に船橋、8月に柏の各市において実施する予定だという。
 さらに、地域住民からのリフォーム工事に関する悩み事をはじめ、工事業者の諸問題に対応するための「相談窓口」を開設し、問題解決に向けた活動を推進していく方針。times