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日本工業経済新聞社(山梨)
2011/03/02

【山梨】三村小屋体に3・4億円 交付金活用で基盤整備 近く庁舎建設委発足へ 中央市

 中央市(田中久雄市長)は1日、新年度当初予算案及び本年度補正予算案を発表した。補正予算案には三村小体育館改築費約3億4300万円、きめ細かな交付金事業約5200万円などを計上、当初予算案には市道田富西通り先道路建設費約1億4400万円、JR東花輪駅前整備費約4800万円、市庁舎に関する外部検討費14万9000円などを盛り込んだ。
 三村小体育館は耐震化のため現在地での建て替えを行う。既存施設は新耐震基準前の昭和54年に建設。S造2階建てで延べ床面積は1175u。新施設も同規模を想定している。設計は山形一級建築士事務所(甲府市中小河原町1500■055−243−1111)が担当。事業費の約3億4300万円には事務費、施工監理費、工事費、備品整備費が含まれている。
 きめ細かな交付金事業には市道の舗装打替、改良工事2720万円、小中学校網戸設置920万円、市民体育館天板修繕550万円、農道改良工事600万円、保育園厨房空調整備工事と田富第二保育園駐車場敷地購入費約1200万円、北部児童館駐車場整備550万円−などを盛った。
 新市庁舎建設については本年度市役所内で検討した結果を踏まえ、11年度、外部委員を含めた検討委を発足し検討を進める。同年度中には委員会からの答申を受け市としての方針を決める考え。会見で田中市長は「市内のどこかに庁舎を建設しようと考えている」と述べ、現状市内各地にある庁舎を1カ所に集約する考えがあることを明かした。
 本年度から設置に向けた検討を進めている小学校へのエアコン設置については、当初予算案に実施設計費約386万円を計上。設置費は新年度中の補正予算で予算化する。市内8小中学校に数年かけて順次設置を進める予定。設置対象となる普通教室は8校合わせ106教室。現在エアコンの仕様や設置順などを山形一級建築士事務所に業務委託して検討している。
 このほかの建設関連予算は、下水道事業特別会計に測量設計費3050万円、下水道補助工事に1億6700万円、下水道単独工事に5200万円を計上。景観計画策定費約487万円、公営住宅ストック活用計画策定費600万円、清川河川改修約6800万円なども盛り込まれた。  


提供:山梨建設新聞