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建通新聞社四国
2011/03/11

【香川】4月早々に発注 善通寺養護学校移転新築

 香川県教育委員会特別支援教育課は、善通寺市仙遊町への善通寺養護学校移転新築を4月早々に発注するため、約26億円の事業費確保を2月県議会に提案している。入札方式は、建築工・設備工とも一般競争入札の総合評価となり、建築工は技術提案型となる。5月中に入札し、6月県議会に工事請負契約を提出する方針。
 総合評価の技術提案型となる建築工の技術提案内容は3日に開かれた「香川県総合評価委員会」で了承されている。設備工については施工計画型となる。
 事業費は、国立病院機構からの学校用地取得費と建築費として約26億円。内訳は2011年度予算に9億2100万円、12年度の債務負担行為として16億7700万円を限度に設定している。
 同施設は、国立病院機構の新善通寺病院との同時期開校を目指しており、3月30日に建設工事の入札が実施される同病院が12年12月に完成することから、県も養護学校整備が遅れることなく事業進捗がなされるため、11年度早期に発注する。
 規模は、校舎棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ6076平方b、体育館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ923平方bで、校舎棟と体育館は一体的な建物となり、建て替えられる新善通寺病院と連絡通路で結ばれる。設計は三野設計(丸亀市)が担当した。敷地は善通寺病院隣接地の9000平方b余り。
 新施設は、生徒の交流の場となる多目的ホールを中心に管理部門、体育館、校舎を機能的に融合させる配置構成となっており、環境へ配慮し屋上緑化や太陽光発電、雨水利用などを考慮した設備を有している。校舎内には小プール(14b×10b)も設置される。見込学級数は小学部12学級、中学部10学級、高等部12学級。