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建通新聞社四国
2011/03/29

【高知】平均1万5997円 11年度労務単価

 公共工事の工事費の積算に用いる2011年度公共工事設計労務単価(基準額)が決定した。高知県下の46職種(51職種から潜水連絡員、タイル工、サッシ工、屋根ふき工、建築ブロック工除く)の平均単価は、1万5997円。単純比較で前年度比253円アップとなっている。職種別の労務単価では、潜水士が600円、造園工、橋梁特殊工、普通船員が400円、電工、溶接工、トンネル作業員、高級船員、内装工、建具工、設備機械工が300円、交通誘導員Aが100円アップしている。普通作業員と交通誘導員Bは増減がないが、その他の職種は500円〜100円のマイナスとなっている

 全国的な11年度単価は、51職種で1万6342円で前年度比0・8%の減少。全国の主要12職種(全国単純平均)では、左官が前年度よりも2・2%減の1万5102円のほか、東京の鉄筋工が2・2%増、愛知県の大工が1・8%増になるなど、地域差も目立った。公共工事設計労務単価基準額は、農林水産省と国土交通省が10年10月に実施した公共事業労務費調査に基づき、11年度当初からの公共工事の工事費の積算に用いるためのもの。調査は無作為に選んだ1000万円以上の工事で51職種の建設労働者などを対象とする賃金台帳から作成した調査票を元に実施した。
 11年度の高知県下と全国の比較では、平均単価で345円低くなっている。