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　県土整備部は５日までに、２０１１年度道路事業の早着分として18カ所に18億６０００万円を各総合事務所県土整備局に配分した。国の「カ所付け」を踏まえ、11年度予定額の一部を先行配分し、年度当初から効率的な予算の執行につなげる狙いがある。
　今回の配分カ所は、継続事業のうち国庫補助事業、社会資本整備総合交付金に加え、新設の地域自主戦略交付金（一括交付金）から重点カ所を選定。現地の状況を見極めた上で、５月までの年度当初に当面必要となる額を手当てした。
　補助事業は地域高規格道路の国道１７８号岩美道路（岩美町）と国道３１３号倉吉道路（倉吉市）の一部に２億５０００万円を配分。交付金関係は、国道と県道の改築10カ所に７億９０００万円を充て、一部工事を残して11年度の完成を目指す国道４８２号茗荷谷〜淵見バイパス（若桜町）のほか、県道河原インター線の�U期区間（八頭町）、国道１８１号岸本バイパス（伯耆町〜米子市）などで工事を促進する。
　街路交付金は、米子駅陰田線（米子市）をはじめ宮下十六本松線（鳥取市）など４カ所に３億４０００万円。また、農道整備は東伯中央地区（琴浦町）と南大山５期地区（江府町）の２路線に４億８０００万円を配分した。
　各県土局の早着対応は次の通り。
※東部県土局（６カ所、３億７１００万円）
▽国道１７８号岩美道路（岩美町陸上〜本庄）＝８０００万円▽主要地方道鳥取河原用瀬線（嶋工区）（鳥取市）＝３６００万円など。
※八頭県土局（２カ所、２億３２００万円）
▽国道４８２号（茗荷谷〜淵見バイパス）（若桜町）＝１億３２００万円▽県道河原インター線（鳥取市河原町高福〜八頭町西御門）＝１億円。
※中部県土局（５カ所、６億円）
▽国道３１３号倉吉道路（倉吉市小鴨〜和田）＝１億７０００万円▽東伯中央地区広域農道（琴浦町八橋）＝３億４０００万円など。
※西部県土局（３カ所、４億８０００万円）
▽国道１８１号（岸本バイパス）（伯耆町吉定〜米子市諏訪）＝２億６３００万円▽街路米子駅陰田線（米子市弥生町〜陰田町）＝８７００万円など。
※日野県土局（２カ所、１億７７００万円）
▽国道１８３号（河上工区）（日南町）＝３７００万円▽南大山５期地区農道（江府町柿原）＝１億４０００万円。