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建通新聞社
2011/04/14

【大阪】千里ニュータウン内・千里高野台住宅の建て替え 民活手法検討へ 5〜6月にアドバイザー業務を発注

 大阪府住宅まちづくり部は千里ニュータウン内で、千里高野台住宅の建て替え事業を準備する。PFIなどの民間活力導入を計画。第1期事業について、5〜6月に民活手法の導入可能性検討アドバイザー業務を一般競争入札で発注する予定。総合評価制度などの選定手法を検討中。この業務で「民活手法導入が可能」と判断されれば、年末に民活プロジェクトアドバイザー業務を随意契約で委託。年度末までに具体的手法を確定する。PFIの実施が可能ならば、2011年度に事業コンペを実施する見通し。
 千里高野台住宅(吹田市高野台1、4)の事業対象面積は14.3ha(団地全体は23.57ha)。現状は、中層耐火構造4・5階建て1,195戸(2SUK〜4DK)が建っている。1962〜63年の建設。第1期の対象は高野公園の西側。府営住宅は330戸程度の建設を見込む。活用地への民間施設(分譲マンションなど)建設を含めて、事業提案を求める予定。民活募集実施時の名称は(仮称)吹田高野台住宅民活プロジェクトとなる見通し。
 阪急千里線の南千里駅が最寄駅とっているニュータウン内の南東側には、千里高野台住宅と千種佐竹台住宅とが隣接立地している。両住宅は一体的に建て替え計画を推進することとしており、千種佐竹台住宅ではすでにPFI事業などで府営住宅などを建設中。
 千里高野台住宅の建て替え1期では、建設した千種佐竹台住宅を現居住者の移転先とする。1期で建設した千里高野台住宅は、2期の移転先となる。
 民活手法の導入可能性検討アドバイザーの業務は、現況調査と土地利用計画案の作成を実施。収支推計や直営との比較を行い、事業への民間参画条件をまとめる。これらを総合して事業スキームを確立する作業となる。