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建設経済新聞社
2011/04/20

【京都】旧瑞穂病院解体、今夏に着手 跡地利用検討 給食C案も

 京丹波町は、築50年以上が経過した旧瑞穂病院を解体する。今夏から工事に着手する予定。
 京丹波町橋爪桧山の瑞穂病院は昭和30年の開設で、保健センターが併設され、両施設は渡り廊下で接続されている。建物規模はRC造(+CB造)3階建、延2457・00u(瑞穂病院1947・83u、保健センター509・17u)。敷地面積は4923・83u。
 町は23年度当初予算に、旧瑞穂病院固定資産除却費(解体費)として1億0236万3000円を予算化。まず6月末までに設計を外注する。履行期間は3ヵ月を見込んでおり、その後、解体工事は7月から9月末までの間に入札する予定。工期は数ヵ月程度を見込む。
 注目されるのは解体後の跡地利用だ。旧瑞穂病院の周辺では、旧桧山小学校敷地に瑞穂地区の4小学校を統合した瑞穂小学校が今年4月に開校。また瑞穂中学校からも近く、解体後の跡地利用は教育分野での活用案が浮上し、教育委員会が将来整備を検討している給食センターの建設候補地にあがっている。

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24年度の工事みすえ
給食Cの設計着手へ
京丹波町教育委員会

 25年度に中学校給食の完全実施をめざす京丹波町教育委員会は、瑞穂小学校と瑞穂中学校、蒲生野中学校に給食を配食する学校給食共同調理場(学校給食センター)の整備を計画。今後整備手法を固め、6月末までに設計を外注する方針だ。
 京丹波町の学校給食は、丹波学校給食共同センター(丹波ひかり小学校敷地内)と和知学校給食センター(和池小学校敷地内)の2つのセンターで配食するほか、瑞穂地区の4小学校は自校給食で提供している。瑞穂地区の4小学校は統合され、4月に統合小の瑞穂小学校が開校。その瑞穂小に給食を配食するとともに、瑞穂中学校と蒲生野中学校にも配食し、中学校給食の完全実施を実現させるべく学校給食センターの整備を計画している。
 学校給食センターは25年度中の供用開始を予定しているが、その時点での児童数は瑞穂小176名、瑞穂中140名、蒲生野中245名の約560名程度になると予想されている。施設整備手法は、新たな学校給食センターを建設する案のほか、丹波学校給食センターの能力を増強する案などが検討されている。町教育委員会は、6月末までに外注する設計の中で整備手法を固めるか、整備手法の方向性を固めた上で設計を外注するかなどを検討している。
 町は23年度に設計を進め、その後、24年度に着工し、25年度中の供用開始を目指す。