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建通新聞社(神奈川)
2011/04/20

【神奈川】横浜市 包括的民間委託

 横浜市環境創造局は、「金沢水再生センター前処理施設」の管理運営で包括的民間運営委託の導入を決めた。下水処理施設の管理運営で民間委託するのは市内で3施設目。運転管理、点検、物品調達、軽微な修繕などを複数年契約で一括委託することで、民間企業のノウハウを生かし、事業コストを縮減する。既に同方式を導入している「北部汚泥処理資源化センター」も、管理運営委託を更新する。いずれも総合評価一般競争入札を6月上旬に公告する予定で、これに伴う現場説明会を5月9日〜13日に開く。
 「金沢水再生センター前処理施設」の管理委託の対象は、鳥浜第一(金沢区鳥浜町13ノ13)と福浦(金沢区福浦2ノ10ノ14)の二つの工場排水処理場。同施設では企業の酸・アルカリ・めっき排水を共同処理しており、合計の処理能力は1日当たり1925立方b。
 業務では▽運転管理▽動力・光熱・薬品・油脂・材料・備品の調達▽軽微な修繕―などを委託する。履行期間は12年4月1日から4年間。
 一方の「北部汚泥資源化センター」(鶴見区末広町1ノ6ノ1)は、横浜北部方面5カ所の水再生センター(北部第一、北部第二、神奈川、港北、都筑)から送られてくる汚泥を処理する施設で、処理能力は1日当たり1万2500立方b。
 業務では▽運転管理▽保守点検▽薬品・油脂・材料・備品の調達▽軽微な修繕―などを委託する。履行期間は12年4月1日からの5年間。
 いずれの業務も、7月上旬に入札参加資格確認書を提出し、8月上旬に入札。ヒアリングを経て11月中旬に落札者を決定する。
 市は下水道処理施設の包括的民間委託を北部汚泥資源化センターと南部汚泥資源化センターに導入。北部はJFEエンジニアリング(鶴見区)は12年3月、南部は月島テクノメンテサービス(中区)は16年3月の期間で委託している。