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日刊建設工業新聞
2011/04/21

【鳥取】5月11日まで受け付け11・12年度格付けに向け技術者の在籍状況を調査/県土整備部

 県土整備部は、建設工事の格付け審査に必要な「技術者在籍報告書」の提出を関係各社に求める。2011・12年度の入札参加資格審査の基礎資料に活用するもので、5月11日まで受け付け、調査の結果を新格付けに反映させる。
 調査対象とする技術者は、「土木一般・とび等一般」に「建築一般」「管工事」「電気工事」「造園工事」−の格付け5工種。それぞれ「5月2日」を基準日として在籍する1・2級技術者、技能士ら有資格者の報告を求める。
 格付け工種の技術者要件は、土木一般A級の場合、基準日時点で会社の代表者以外に1級技術者4人以上の在籍が条件。そのうち3人以上は6カ月以上の継続雇用とともに、過去5年間の公共工事に現場代理人、主任技術者、または監理技術者として現場に従事した経験が必要となっている。土木一般B級は1級技術者が1人以上。
 また、建築一般A級は1級技術者3人以上、建築一般B級は1級技術者1人以上が必要。
 格付け点数の取りまとめは、各社の客観点数(P点)のデータが出そろっているほか、同部は3月までにISO(品質・環境)の取得状況や「障害者雇用」の報告を先行して締め切っている。今後は技術者の在籍状況の把握と併せて、主観点数の大部分を占める工事成績点数のチェック作業を進める。
 ただ、新格付けの工種・クラスごとの定数はいまだ固まっておらず、今後6月県議会などを経て方針を正式に決定。適用は7月以降にずれ込む見通し。