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建通新聞社四国
2011/04/22

【徳島】6月ごろ公告へ 徳島小松島港沖洲岸壁など

 国土交通省小松島港湾・空港整備事務所は、2011年度に徳島小松島港沖洲(外)地区岸壁(マイナス8・5b)(耐震)築造と撫養港海岸桑島瀬戸地区で堤防・水門改良を実施する。工事によっては、6月ごろに公告する予定で各地区とも整備を促進する。
〈徳島小松島港沖洲(外)地区複合一貫輸送ターミナル整備事業〉
 11年度工事として既に、消波ブロック撤去および泊地(マイナス8・5b)浚渫等は公告済み。岸壁(マイナス8・5b)(耐震)築造は、7月ごろの公告を見込んでいる。概要は、海上地盤改良工で延長約150b。CDM(深層混合処理工法)で施工する。
 同事業は、船舶の大型化に伴う海上輸送機能の強化や大規模地震発生時の緊急輸送に対応するため、徳島市東沖洲2丁目にある沖洲(外)地区のマリンピア沖洲東南端に水深マイナス8・5bの耐震強化岸壁を延長270b(東西230b+南北40b)区間で整備する計画。あわせて水深マイナス8・5bの泊地・航路、防波堤、埠頭用地などの整備も見込んでおり、将来は1万5000総d級の船舶への対応を目指している。
 09年度から国直轄事業に新規採択され、計画事業期間は14年度までの6年間。10年度は、ケーソン4函を製作するとともにセルラーブロック6函を製作中。総事業費は約127億円。
〈撫養港海岸桑島瀬戸地区海岸保全施設整備事業〉
 堤防改良工は、2工区で地盤改良工(陸上・海上)一式。公告時期および数量等の調整を進めている。堤防改良工(その2)は、7月ごろに公告する予定。現在、4工区で整備中の海上地盤改良の上部工(延長約70b)を行う。
 また、水門改良は、6月ごろの公告を予定している。概要は、1工区にある黒崎水門の地盤改良工(陸上)を実施する。
 同事業は、南海地震の発生を視野に、鳴門市の桑島・瀬戸地区(事業対象延長2590b)で老朽化・劣化が進んでいる堤防の沈下・倒壊を防ぐ事業。防護人口約1万2600人。防護面積330f。4つの工区に分割しており、1工区が320b(背後地は主に黒崎地区の民家)、2工区が940b(背後地は鳴門塩業本社・本社工場)、3工区が490b(鳴門競艇場部分)、4工区が840b(背後地は鳴門競艇場駐車場、大塚倉庫、公園)。各個所の特性に合わせて、地上部からの地盤改良や海上部からの施工を組み合わせている。06年度に国の直轄事業に新規採択され、10年度は、2工区を中心に地盤改良工を行う一方、4工区にも着手した。総事業費は約135億円を見込んでいる。