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建通新聞社四国
2011/04/26

【愛媛】舗装工を来月公告 国道11号改築

 国土交通省松山河川国道事務所は、川之江三島バイパス、新居浜バイパス、小松バイパスの国道11号道路改築で、2011年度は事業費約17億円余を投入し用地取得を促進するほか、調査設計や舗装工などを実施、事業を推進する。このうち新居浜バイパスについては、新居浜市本郷〜萩生区間の本年度中の暫定2車線供用を目指して整備促進を図るため、萩生第1、2舗装工を5月中にも公告する予定だ。
 国道11号の各バイパス整備は、四国中央市、新居浜市、西条市内における慢性的な交通混雑の緩和、交通安全を確保するほか、松山自動車道三島川之江IC、新居浜IC、今治小松自動車道いよ小松ICへのアクセス強化が図られることになり、大きな期待が寄せられている。
 各バイパスの主な11年度事業は次の通り(カッコ内は11年度事業費)。
【川之江三島バイパス】(1億1400万円)
 川之江三島バイパス(四国中央市川之江町〜具定町・延長10・1`、幅員30b(一部12b))事業では、11年度も引き続き上分地区(上分町)の県道川之江大豊線の交差部で用地買収を進めるとともに、同地区から起点となる川之江町塩屋(約3・6`)区間のルートを検討するための調査設計などに着手する見通し。
 10年度末現在の事業進捗率は約60%、用地進捗率は約78%。
【新居浜バイパス】(15億9900万円)
 新居浜バイパス(新居浜市船木〜大生院・延長9・3`、幅員30〜47・5b)は、11年度末までに萩生の国道11号タッチから県道新居浜港線の本郷1丁目までの暫定2車線(下り線・延長約2`)の供用開始が目指されており、11年度工事発注分として5月中には萩生舗装第1として延長約680b、幅員35b(一部40b)、同舗装第2として延長約340b、同幅員のアスファルト舗装工を公告する予定だ。また、これに伴う区画線や標識などの安全施設工を10月から12月に発注するもよう。
 このほか、本郷から主要地方道新居浜角野線の西喜光地町までの延長約1・1`について、バイパス道路実施設計(道路詳細設計)に着手するため、業務委託を第1四半期中にも指名競争で入札する。さらに本年度には、引き続き大生院地区〜岸ノ下地区の用地取得を促進するとしている。
 10年度末現在の事業進捗率は約50%、用地進捗率は約62%。
【小松バイパス】(3000万円)
 事業規模は西条市小松町新屋敷〜同町安井までの延長7・5`、幅員25b。08年度までに今治小松道路を挟む延長2`が暫定2車線で供用されているが、11年度は今後計画を進めるバイパスのルート検討など道路の予備設計に着手する方針だ。委託業務は第1四半期中にも簡易公募型競争(総合評価方式)で入札する予定。
 このほか中山川に架かる橋梁の予備設計にも着手するため、第2四半期中に簡易公募型プロポーザル方式で業務を委託する。
 10年度末現在の事業進捗率は約40%、用地進捗率は約33%となっている