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建通新聞社
2011/04/27

【大阪】 新名神高槻ICへのアクセス・(仮称)高槻東道路の工事発注を開始 WTO工事など5件を5月ごろから順次

 大阪府都市整備部は、新名神高速道路の高槻インターチェンジ(IC)へのアクセス道路と国道171号のバイパス道路となる、(仮称)高槻東道路(主要地方道伏見柳谷高槻線)の建設工事を本年度から発注する。2011年度はWTO対象工事となる「高槻東道路(成合工区)道路改良工事その1」など5件を5月ごろから順次発注する予定。ICから現道(伏見柳谷高槻線)までの工事発注となる。
 高槻東道路は、事業延長6.7qで道路規格は4種1級。ICへのアクセス区間は、(仮称)高槻IC〜高槻市井尻2丁目の延長3.9q。幅員7.5〜32m。2車線道路で歩道はない。新名神の(仮称)高槻ICと名神高速道路の(仮称)高槻ジャンクション(JCT)を結んだ後、名神高速に沿って走り、南下後にJR京都線と阪急京都線を立体交差し、国道171号につながる。
 本年度の発注区間は、新名神の高槻IC付近に位置する。ICの側道として新名神本体の工事と並行して施工する。
 「主要地方道伏見柳谷高槻線高槻東道路(成合工区)道路改良工事その1」(高槻市成合南の町)はWTO対象の大型工事で工期53カ月の長期で施工する。土木一式工事を第1四半期に発注(総合評価方式)。高槻ICから降りるランプの取付道路となる。延長は約1.1km。全体幅員は約20m。山岳部を切り開く工事で、土工、擁壁工、排水を行う。
 「主要地方道伏見柳谷高槻線磐手橋下部工事」(高槻市成合南の町ほか)では、土木一式工事を第2四半期に発注(総合評価)。工期は38カ月。檜尾川を横断する橋梁で、既存の橋の横に建設する。橋長は約20mで施工延長は約50m、幅員約5.5m。1スパンのPC単純バルブT桁橋を予定。工事概要は、橋梁下部工(逆T式橋台)2基、基礎工 1基、護岸工など。下部工のみを本年度に発注。上部工は11年度以降の発注。
 「主要地方道伏見柳谷高槻線高槻東道路側道橋下部工事」(高槻市成合南の町〜紅茸町)では、土木一式工事を第1四半期に発注。工期は20カ月。新名神から現名神に接続する側道橋で檜尾川を横断する。橋長は約28m。工事概要は、橋梁下部工2基、基礎工1基、護岸工。「同上部工事」は、PC橋上部工。第3四半期に工期8カ月で発注する。概要は、PCバルブT桁橋製作、架設。
 「主要地方道伏見柳谷高槻線道路改良工事(付替え)」(高槻市成合北の町)は、現名神付近の取り付け道路。土木一式工事を第1四半期に工期12カ月で発注する(総合評価)。延長は約500mで、工事概要は土工、道路築造工、排水工。
 バイパス区間(国道171号〜高槻市前島 延長2.8q)を含め全体は、18年度に新名神の開通と同時に供用する計画。全体事業費は約422億円を概算。内訳は、用地費約88億円、工事費約334億円を見込む。