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建通新聞社
2011/05/11

【大阪】西日本建設業保証 2010年度の公共工事動向 請負額は前年度比17%減 大阪は第二京阪などの反動

 西日本建設業保証が発表した2010年度の公共工事動向によると、近畿地区の請負金額は対前年度比で17.2%減の1兆2,099億円となった。件数は7.3%減で、2万4,613件。国が大幅減。府県も二桁減となっている。
 発注者別の請負金額にみると、「その他公共的団体」は、滋賀の大型工事(下水道事業団・大津市貯留管渠)、和歌山の大型工事(けやき大通り市街地再開発)が寄与し、全体で19.9%の増となった。
 このほかの発注機関は前年度比で減。「独立行政法人等」は、大阪の前年度大型工事(NEXCO西日本・第2京阪関連)、京都の前年度大型工事(阪神高速・斜久世橋)の反動に加え、和歌山、滋賀で大幅減となり、全体では50.8%の半減となった。「国」は、奈良で大幅増となったものの、大阪の前年度大型工事(近畿地整・第二京阪関連、法務省・大阪拘置所)、兵庫の大型工事(近畿地整・神戸港ポートアイランド)の反動などで28.2%の大幅減となった。「府県」では、京都・奈良で大幅減となり、全体では11.9%の減。「市町村」は、滋賀・京都で二桁減となり、7.7%の減少となった。
 府県別の請負金額にみると、すべての府県が前度比で減少。「大阪」は、前年度の大型工事(NEXCO西日本・第二京阪関連、近畿地整・第二京阪関連、法務省・大阪拘置所)の反動で27.7%の減。「兵庫」は、国の前年度大型工事(近畿地整・神戸港ポートアイランド)の反動で10%の減となった。「京都」「滋賀」も二桁の減。「奈良」は国で大幅増となったが、県が大幅減で全体では2.3%の微減。