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建設経済新聞社
2011/05/12

【京都】山ノ内浄水場跡地活用 大学等選定に係る調査 近く公募型プロポで業者募集へ

 24年度末の廃止に伴い大学等の事業者誘致を進める山ノ内浄水場跡地(右京区)について京都市総合企画局は、近く公募型プロポーザル方式で誘致する事業者の選定に係る補助を行う調査業務の発注を予定している。
 事業者選定については、23年夏頃に設置予定の「(仮)事業者選定委員会」において実施する。今回の業務は、同委員会で設定される選定基準等を基に応募のあった事業者が提案する企画を精査し、事業者選定における調査業務を行う。
 今後のスケジュールとしては、今回の調査業務の業者選定と並行して、23年夏頃にも「(仮)事業者選定委員会」を立ち上げていきたい考え。同委員会で定めた大学等の選定基準等を基に年内にも大学等の事業者公募を開始していき、対象となる大学等の決定は、23年度末を目指している。以降、誘致する大学等が決定した場合、24年度に事業者と協議を進め、25年3月末の山ノ内浄水場廃止を皮切りに25年度以降に計画の具体化を進めていく見込み。
 山ノ内浄水場は、京都市右京区山ノ内五反田町の敷地約4万6000u(御池通南側約3万2000u、北側約1万4000u)に立地。活用方針によると、都市計画上の条件として用途を工業地域から近隣商業地域に変更。用途変更に伴い建ぺい率は80%となるが、ゆとりある空間を確保するため60%に規制。その規制の分、必要面積を確保するため高さ制限を20mから31mに緩和し、容積率300%などを上限と定めている。