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建通新聞社
2011/05/24

【大阪】大阪市港湾局 築港地区活性化計画策定、公募型プロポで手続き開始

大阪市港湾局は、築港地区活性化計画策定業務を委託するため公募型プロポーザルの手続きを開始した。「建設コンサルタント」「都市計画および地方計画」を対象に参加申請書を30日〜6月2日に、技術提案書を6月15〜21日に受け付け、6月30日に審査結果を通知する。築港地区の活性化に向けた課題の抽出・分析、活性化方策の企画立案などを2012年3月15日まで実施。業務規模は上限1,000万円(税込み)。
 築港地区は、天保山エリアの外航客船ターミナルの背後約6haにおいて文化・交流・レクリエーション空間として再開発を進め、海遊館やサントリーミュージアムなどが集積。サントリーミュージアムは大阪市が寄贈を受け、新たな活用を図る必要が出てきており、また景観・集客資源の赤れんが倉庫は、耐震性の問題から敷地内を閉鎖している状況だが、活用について活路を見いだす必要がある。
 将来に渡り、天保山・築港地区が集客・観光拠点としてにぎわうためには施策展開の強化が必要となることから、集客・観光面での動向やニーズ把握を行い、10年先を見据えた地区の方向性や施設の利・活用方針など活性化方策を企画立案し、計画を策定する。
 活性化方策の企画立案では、サントリーミュージアム・赤れんが倉庫・中央突堤2号上屋など施設の利・活用方針、客船による観光インバウンドの取り組み策を検討。このほか、▽集客・文化をキーワードとするエリアごとの土地利用の方向性▽エリアの修景計画と築港地区内の人と車の交通ネットワークの検討▽施設間の連携策▽短期的な集客力向上策−などを示す。