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建通新聞社(岡山)
2011/06/03

【岡山】旧県立児童会館耐震化に伴う実施設計を6月9日に入札

 岡山県建築営繕課は、旧県立児童会館耐震化工事(岡山市北区伊福町)に伴う実施設計を6月9日に入札する。
 旧児童会館の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1484u。設計では併せて西館(木造2階建て延べ306u)の解体工事設計も行う。設計工期は95日間を予定。
 工事は第3四半期に総合評価落札方式で入札する。工期は約6カ月。
 2010年度末に閉館した県立児童会館の建物の利活用に向けては、教育委員会が県生涯学習センター機能強化基本計画等策定業務を丹青社(東京都)に委託して進めており、8月下旬にも基本計画を策定する。11年度から内装・設備設計、耐震化工事に着手、12年度までの2年間で整備を進め、13年度から運営を開始する予定。
 2月補正予算で県立児童会館(岡山市北区伊島町)の耐震化および基本計画策定等事業費として4959万円、当初予算に施設整備費8861万円を計上している。新しいニーズやUDに対応するための基本計画の策定、内装・設備などの実施設計を実施する。12年度は内装・設備工事、ユニバーサルデザイン化などの工事を進める。
 計画では、隣接する県生涯学習センターの機能強化に向けて、既存施設の耐震工事など必要な整備を行い、未来につながる科学の学び・体験・交流の発信拠点となる「未来科学棟(仮称)」として利活用する。
 全体の施設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1565u。2階部分には、最大の特徴であるドーム部分を活用したプラネタリウムや科学に関する全天周映像などの投映が可能となるよう投影機、プロジェクター、音響機器などを整備する。また、観覧席やステージ、照明なども設置する。企画展示スペースは、先端科学技術、ものづくり、環境などの分野で全国的に優れた県内企業等による企画展示や科学に触れる体験型の展示などに対応できるよう必要な設備を整備する。また、1階部分は、NPO等利用・交流スペース、科学体験・交流スペースとする。