トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2011/06/06

【大阪】大阪市都市整備局 近代美術館の基本計画 東畑で策定へ 14年度の着工目指す

 大阪市都市整備局は、市立近代美術館の基本計画策定等業務の委託先選定で簡易プロポーザルを実施し、東畑建築事務所(大阪市中央区)を特定した。6月中に正式契約する見込み。2011年度に基本計画、12年度に基本設計、13年度に実施設計を行い、14年度の着工、16年度の完成を目指す。開館は17年度。
 建設予定地は大阪市北区中之島4丁目で敷地面積は1万0,600u。整備計画案では、施設の延べ床面積は1万6,000u。内訳は展示エリア4,800u(常設3,100u、企画1,700u)、コミュニケーション2,600u、保存2,000u、調査研究100u、事務管理3,800u、共用部分2,700u。
 総事業費は238億9,200万円で、このうち整備関係に122億円、用地関係に116億9,200万円を充てる。整備関係費の内訳は工事費101億円、設計費(基本・実施)5億円、デッキ整備費11億円、備品など購入費5億円。
 大規模事業評価部会(部会長・松澤俊雄大阪市立大学大学院経済学研究科教授)では、「市に譲渡されたサントリーミュージアムなどの既存施設の有効活用の再検証を行い、一層の規模の最適化を図るとともに、整備費については施設規模の再検証や整備手法の検討を通じて、縮減に取り組む」よう基本計画の中で具体策を検討する。
 事業費の財源確保では、敷地内余剰地(6,300u)を民間売却するとともに寄付・企業協賛を求める方針。