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建通新聞社(中部)
2011/06/08

【三重】鈴木知事 所信表明で防災対策や道路整備方針など

 三重県の鈴木英敬知事は3日、開会した県議会本会議で「県民が命と暮らしの安全と安心を実感できる政策」を実現させるための基本姿勢や東日本大震災を受けての防災対策や道路整備に対する方針などを盛り込んだ所信表明とともに6月補正予算案の骨子を説明した。
 鈴木知事は「日本一幸福が実感できる三重」を目指し、県の役割、基本姿勢などと防災、医療、福祉、教育などの各分野の方向性を示した。その中で、道路整備事業については、「産業と地域の活性化の基本となる幹線道路網などのインフラ整備を進める。道路整備については財政状況や社会情勢の変化に対応しつつ、県民ニーズに的確にこたえていくための新たな整備方針を策定する」とした。また、事業見直しのために検証を行っていた新県立博物館事業については「一定の前提の下、基本的には整備の方向で進めることが妥当であると確認するに至った」と事業推進の姿勢を示した。
 また、当面注力していく取り組みとして行う防災・エネルギー対策を挙げ、防災対策について、9月をめどにより緊急性の高い対策を盛り込んだ行動計画の策定と、中長期を含めた地震対策行動計画を2012年度中に策定する。そのための被害想定調査を実施し課題を洗い出す。また、エネルギー対策については、地方も担うべきことを明確にし、11年度中に県の新エネルギービジョンを策定することを説明した。