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建通新聞社(中部)
2011/06/17

【三重】伊勢市 サッカーコート2面とクラブハウスを建設 造成を8月以降に発注

 伊勢市は、県営サンアリーナ前にサッカーコート2面とクラブハウス1棟を建設するため、8月以降に敷地約4fの造成工事を発注する。7日の市議会産業建設委員会で朝熊山麓公園周辺で整備を進めているサッカー場について、今後の整備スケジュールなどを報告した。
 サッカーコートは人工芝で、コート整備やクラブハウスの建設は2012年1月に着手する計画。クラブハウスのイメージ図によると、施設は地下1階地上2階建てを想定しており、ロッカールームや会議室、多目的スペースなどを設置する。このほかモニュメントや夜間照明施設を整備する。完成は12年11月の予定。
 現在、造成設計を南海カツマ松阪支店(松阪市)で進めており、設計完了後に造成工事を発注する。設計工期は7月15日まで。地質調査は西日本技術コンサルタント三重事務所(津市)が担当。
 伊勢市朝熊町の朝熊山麓公園周辺では、「伊勢市フットボールヴィレッジ構想」に基づいて3つのエリアで合計5面のサッカーコート、クラブハウス1棟、駐車場を整備する。
 県営サンアリーナ前の「エリア3」では、11、12年度の2年間で人工芝のサッカーコート2面とクラブハウス1棟、駐車場600台を整備する。
 朝熊山麓公園西側の「エリア1」では、07年度に人工芝コート2面の整備が完成した。同公園の東側に計画する「エリア2」では、13年度以降に天然芝コート1面を整備する。
 総事業費は15〜17億円。市は基盤整備費など約2億円を負担し、そのほかの事業費については民間業者から寄付を受けるとしている。
 市民のサッカー競技レベル向上のほか、大会や合宿を開催することにより集客を拡大し、市の観光資源を活用した経済活性化を目指す。