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北海道建設新聞社
2011/06/20

【北海道】札幌市が旧豊水小校舎を公文書館に−12年度改修へ

 札幌市は2011年度、旧豊水小の校舎を活用して整備する公文書館の基本・実施設計に着手する。1―3階までの面積約2600m²分を公文書館として改修する計画で、耐震補強などの工事費に約4億円を試算。12年度に着工する予定だ。
 公文書には市政に関する決裁や供覧のための文書などがあり、情報公開制度に基づき公開している。保存期間が経過すると廃棄する仕組みになっているが、この期間経過後も重要なものを選別し、公文書館に保存・管理していくことで市民との共有財産にするのが目的。
 09年度に策定した基本構想では、基本的機能として@重要な公文書の評価・選別、保存機能A閲覧者や利用者に対する利用普及機能B幅広い調査研究活動機能―の3点を位置付けた。
 市は交通の利便性など立地条件を考慮し、中央区南8条西2丁目の旧豊水小校舎を活用することをこのほど決めた。
 旧校舎は現在、市の文化資料室やまちづくりセンター、地域会館、市民活動スペースとして複合的に利用されている。
 このうち、1―2階で文化資料室として使っている部分と、市民活動スペースにしている3階の全フロアを改修する。既存の文化資料室は歴史展示室などの機能を精査した上で、一部を公文書館に引き継いで廃止する方針だが、まちづくりセンターや地域会館はそのまま残る。
 新施設は展示室や閲覧相談室、書庫で構成するが、各階ごとの平面計画などは今後の設計で詰めていく。
 大量の文書の荷重に耐えるよう、耐震補強を施す計画。内部は間仕切りを変更するほか、ガス系消火設備や、文書を上下階に搬送するための昇降設備などを設置する計画。屋上防水などの保全工事も予定している。
 開会中の定例市議会へ提出した補正予算案には、関連の基本・実施設計費1690万円を計上。予算案可決後、早々に発注する。
 12年度の着工、13年7月の供用開始を目指す。