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建通新聞社(神奈川)
2011/06/21

【神奈川】流域下水道中期ビジョン 10年間の事業内容を策定

 神奈川県は、相模川・酒匂川の各流下水道施設の今後10年間の事業内容を示した「神奈川県流域下水道中期ビジョン」を公表した。水処理施設や管渠、ポンプ場の整備状況のほか、下水道システムの効率化、施設の耐震化、維持管理などの課題を提示。その上で、10年後の中期目標を表した。幹線管渠については、箱根町と小田原市の未普及地区に整備する「箱根小田原幹線」、処理場のネットワーク化を目的とした「寒川平塚幹線」の整備などを盛り込んだ。
 2010年度に、相模川流域下水道と酒匂川流域下水道の各全体計画を修正。それらを踏まえ、今後10年間に取り組む具体的な事業内容を設定するとともに、重点的に取り組む施策と目標を示した。
 「下水道システムの効率化」では、酒匂川流域下水道で汚泥処理施設の集約化の取り組みを進める。現在、左右岸それぞれの処理場に設置している汚泥処理施設(脱水機、焼却炉)を、維持管理費の低減などを目的に、老朽化に合わせて段階的に左岸処理場に集約する。
 このほか、右岸処理区の箱根湯本地区、小田原市入小田地区、風祭地区の未普及解消のため、箱根小田原幹線の整備を推進。規模は延長9150b、管径250_〜1000_。11年度に修正設計、その後工事に着手する。
 現在、多くの施設で進んでいない耐震化については、重要度に応じて、@建築施設A消毒施設B沈殿施設Cそのほかの施設(反応タンク、汚泥処理施設など)の順に優先順位付けし、改築更新に合わせながら効率的に進める。このうち、酒匂川流域下水道では、左右岸水処理施設の耐震診断と耐震補強工法の検討委託に当たり、このほど見積もりを公募した。今後、見積もりの提出者を対象に競争入札を実施する。
 相模流域下水道は、「規模が非常に大きく、被災した際に影響が大きい」とし、下水処理場のネットワーク強化のために左右岸をつなぐ寒川平塚幹線を整備。2012年以降に調査・設計、工事を予定している。規模は延長1470b、管径1800_。