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北海道建設新聞社
2011/06/24

【北海道】岩見沢市発のPFI、生涯学習センターが7月下旬着工へ 

 岩見沢市初のPFI事業として7月下旬着工を目指す岩見沢市生涯学習センター整備。事業主体となる特別目的会社(SPC)「ときめき岩見沢」(社長・奈良和康開発工建社長)は、岩見沢市内の建設業者を中心に、資金調達を担当する金融機関に至るまでが地元企業で構成され、オール岩見沢の力を結集して臨む地域完結型PFI≠セ。同社では、地元企業の手で地域に愛される施設を造りたい―と意気込む。
 同社では、地元企業の強みを生かした連携と総合力の結集による強固な組織体制、不測の事態に機敏に対応できる態勢の確保、建設や運営の各段階に応じた明確な事業推進に自信をのぞかせる。
 建設と維持管理を、SPCを構成する14社で分担し、資金調達も地元の金融機関から行う。市民に愛される施設となるよう、SPCへの出資という形で市民参加を募るため、優先株も発行する予定。
 設計・監理は高田建築設計事務所・ビーゴーイング・仁志建築事務所共同体、建築主体はカツイ・松浦建設共同体、機械設備は道央興産・共進工業・北海管工共同体、電気設備はタカサキ電設・創電・千葉電気工事共同体、維持管理はサン研・総合警備保障・協和総合管理共同体。資金の優先貸出人は空知信金と北門信金が担い、金融の地産地消≠ノより地域経済への波及効果を高める。
 岩見沢市生涯学習センターの規模はRC造、地下1地上5階、延べ約8000m²。建設地は岩見沢市4条西1丁目と5条西1丁目。工期は2013年2月末で、維持管理期間は13年4月から28年3月までの15年間。総事業費は42億6619万2338円。