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建設経済新聞社
2011/06/30

【京都】府営住宅槇島団地基本設計プロポ 府外含む5社を選定し通知

 京都府は、公募型技術提案(プロポーザル)方式を採用した府営住宅槇島団地(仮称)の基本設計について、技術提案書の提出を求める者として5社を選定し、通知した。
 12社が参加表明書を提出した。選定にあたっては、事務所の実力(業務実績の種別及び規模)と、担当チームの能力(総括責任者及び主任技術者の資格・経験、総括責任者及び主任技術者業務実績の種別及び規模、総括責任者及び意匠担当技術者の繁忙度)を評価事項に選考委員会で選定。技術提案書提出を求める者として、INA新建築研究所大阪支店(大阪市淀川区)、京都建築事務所(京都市中京区)、設計事務所ゲンプラン(京都市中京区)、内藤建築事務所(京都市左京区)、類設計室(大阪市淀川区)の5社を選定し、27日付で通知した。
 今後、7月15日を期限に技術提案書の提出を締め切る。委託候補者の特定に係る評価では、技術提案書の提出を求める際に選定した前述の2項目での採点結果に、担当チームの対応(提案の的確性・独創性・実現性、実施方針の妥当性、工程計画及び動員計画の妥当性、取組意欲経費の見積価格)を加え、7月下旬にヒアリングを行い、委託候補者を特定する。履行期間は23年10月31日まで。
 実施設計は年度内に別途発注する予定。工事は24・25年度で進める考え。
 基本設計の公募型プロポ資料によると、府営住宅は150戸規模(子育て支援対応住宅含む)と、認知症高齢者グループホーム2ユニット(18人)、障害者グループホーム1ユニット(6人)、多世代交流スペース(集会所・広場の一体的整備)を建設する。建設予定地は宇治市槇島町大川原で敷地面積は約1万u。施設の条件は延1万u、RC造又はSRC造。
 槇島団地に入居する認知症高齢者グループホーム、障害者グループホームの運営事業者は宇治市が公募で決める。