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建通新聞社(中部)
2011/06/30

【三重】桑名市が「桑名市庁舎耐震補強事業プロポーザル審査委員会条例」を制定

 桑名市は、市市役所庁舎の耐震化整備の施工者を同市では初となる設計・施工プロポーザル方式で選定する計画を進めており、6月定例会で同プロポーザルを審査するための「桑名市庁舎耐震補強事業プロポーザル審査委員会条例」を制定した。7月には委員会を立ち上げて公募条件や審査方法・審査基準などを決め、8月にも公募を開始する見通しだ。
 同プロポーザル審査委員会条例は、市役所の本庁舎を通常通り使用しながら耐震補強を行う大規模な工事となることや、同市で初となる設計・施工プロポーザルの実施に際し、「高度な技術的審査が必要」との判断から特別に条例を制定した。委員会は7人以内の委員で組織し、委員は学識経験者、耐震に関して専門的な知識を有する者、関係部局の職員で構成することとしている。
 決定までのスケジュールは、今後決められる審査方法や応募者数などにより修正される可能性もあるが、順調にいけば、提出案の最終審査を12月中に終え、3月議会案件として2012年1、2月までに施工者を決定する見通しだ。
 決定した事業者は、12年度に実施設計を行い、13、14年度で耐震補強工事を行う。
 耐震化整備の対象となる市役所本庁舎は1973年の建設。鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て塔屋3階建て延べ1万5233平方b。これまでに大規模な改修や補強などの工事は行っていない。
 本庁舎の所在地は、中央町2ノ37。