建通新聞社四国
2011/07/01
【徳島】8月か9月に一般競争公告 勝浦中校舎改築
勝浦町は、既存校舎跡地に建設する勝浦中学校校舎改築の入札を一般競争で執行するため、8月か9月の公告を予定している。現在、7月20日までの工期で仮設校舎を建設中。その後、既存校舎の解体を行い、新校舎建設に着手する。
新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ3561平方bで武道場(同造平屋270平方b)を併設。内部は、1階に校長室、職員室、特別支援教室、理科室、コンピュータ室、2階に普通教室5室、少人数教室、多目的スペース、理科・音楽・英語・美術室などを配置する。また、グラウンド西側には屋外部室(木造平屋108平方b)、正面玄関付近に135台分の駐輪場を整備する。
基本的に、内装材・家具などについては木材を採用。普通教室・多目的スペースを勾配屋根にすることで、南北からの採光も可能となり、自然採光・自然通風を積極的に促す計画としている。また、階段上部に位置する3層吹抜のエコシャフトは、レベル差を利用し煙突効果による上昇気流を生み出し、普通教室群全体の換気を促進する機能を持つ。解体する既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3833平方b。建築から40年以上が経過し、老朽化も進んでいることから改築が計画された。
今後のスケジュールは、仮設校舎設置後に既存校舎から仮設へ移動。11月25日までの工期で既存校舎を解体し、12月から12年8月に新校舎建築、9月から13年1月ごろにかけ仮設校舎解体や外構などを整備し、2月からの供用を目指す。設計は大建設計(大阪府)が担当。建設地は久国字久保田。