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　高松市は、基本構想に基づき実施する施策の実施年度や事業量などを具体化した「まちづくり戦略計画」（２００８〜15年度）を見直し、11・12年度で行う新たな追加事業（拡充を含む）をまとめた。新たには小・中学校61校への空調機設備設置などを盛り込んだ。　追加となった建設事業関連は次の通り。
【小・中学校空調機設置事業】事業費15億４２１３万円。
　小学校43校、中学校18校の普通教室と特別教室１６５８室に空調機を設置。11年度に小学校14校と中学校６校の実施設計・監理等調査。12年度に小学校14校と中学校６校の実施設計・監理等調査、小学校14校と中学校６校に空調機設置。
【こども未来館整備事業（拡充）】事業費８億９６６７万円。
　市民文化センターの老朽化・耐震化問題からこども未来館に再整備。11年度に市民文化センター解体の実施設計と備品移転など。
　12年度に建物の基本・実施設計、展示の基本・実施設計、市民文化センターの解体など。
【美術館改修事業（拡充）】事業費２億７４０２万円。
　築23年が経過し、建物や設備機器の経年劣化があり、劣化調査診断の結果などを踏まえ改修計画を策定し、計画的な改修を行う。11年度に改修計画策定と空調設備などの一部更新。12年度に基本設計と電気設備、機械設備改修。
【地域防災計画見直し事業】事業費９１８万円。
　東日本大震災を受けて地域防災計画を見直す。11年度に見直し作業に着手、津波避難所の検討など。12年度地域防災計画の修正。
【屋島活性化基本構想】事業費８８０万円。
　現状・課題を整理し、活性化基本計画を策定。11・12年度で基本構想策定する。
【中央卸売市場活性化対策事業】事業費２億８２０８万円。
　機能強化するため施設の再整備を行う。11年度に施設整備計画（修繕、改修）、水産物棟耐震診断調査、花き棟低（定）温倉庫設計。12年度に施設整備計画（修繕、改修）、水産物棟耐震補強設計、青果棟耐震診断、花き棟低（定）温倉庫新設、青果棟低（定）温倉庫設計。
【高松城跡等整備事業（拡充）】事業費３億６０３８万円。
　石垣や披雲閣など各施設を保存修理する。11年度に石垣積み直し、鞘橋修理、桜御門発掘調査。12年度に石垣天端工、桜御門基本設計、地久櫓台石垣積み直し実施設計・工事。
【コミュニティセンター整備事業（拡充）】事業費３億６８０４万円。
　施設ごとに整備の方向性をまとめて実施。11年度は三谷コミセン既存建物撤去など、国分寺北部コミセン改修など、鬼無ほか６コミセンの耐震など調査設計。12年度に調査設計結果などに基づき対応。
　まちづくり戦略計画は、基本構想に掲げる高松市の目指すべき都市像「文化の風かおり、光かがやく、瀬戸の都・高松」を実現するべく、６つのまちづくりの目標達成に向けて取り組む主要な施策・事業などについて、実施年度や事業量などを具体化した短期的な実施計画。毎年度の予算編成や事業実施の指針となる。
　計画期間は、基本構想の８年間（08〜15年度）を第１期から第４期までの４期に分け、２年ごとに見直しを行っている。今回の見直しは、第２期計画（10〜12年度）のうちの11年度追加分。