建通新聞社(中部)
2011/07/04
【岐阜】健康福祉交流施設プロポ 安井が最優秀に
関市は6月26日、「健康福祉交流施設」整備の設計について、プロポーザル第2次審査を行った結果、安井建築設計事務所名古屋事務所(名古屋市東区)を最優秀者に決定した。また、優秀者には久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)、次点に大建設計名古屋事務所が(名古屋市中区)がそれぞれ選ばれた。
第2次審査は、同施設整備事業基本計画案の整備コンセプトを実現するための理念・方針、複合施設の機能と周辺施設のつながりを生かした施設配置と施設間の連携、ライフサイクルコスト・建設管理運営に配慮した設計についてを課題に、第1次審査で選ばれた5者がプレゼンテーションして行われた。
設計の内容は、基本設計、実施設計、外構設計、造成設計、許認可業務。設計工期は7月から2012年3月15日まで。予定金額は6590万円(消費税・地方消費税込)。基本計画案による施設の規模は延べ面積約4900平方b〜5500平方b。事業費は約28億円。同施設の建設予定地は市西本郷字笹島120ノ1ほかで、敷地面積は1・3f。12年度に敷地造成工事を行い、13年度と14年度で施設の建設工事を進める予定。
市は、同施設の整備で、わかくさ・プラザや関市役所、中濃厚生病院の立地を生かし、「健康・医療を先導する都市拠点」にふさわしい新たな健康福祉、医療機能の導入を図るとともに市民の健康づくりの場―となるようなまちづくりを目指す。また、市内外の交通アクセス拠点の優位性を生かし、土地利用の連続性を図るとともに多くの人々が出会い、集う都市拠点にふさわしい交通結節機能の充実と強化を図る。