建通新聞社(中部)
2011/07/05
【三重】志美杉線の矢頭峠バイパス「矢頭峠トンネル」(仮称) 上期入札へ公告準備
三重県津建設事務所は、主要地方道一志美杉線の矢頭峠バイパス「矢頭峠トンネル」(仮称)工事を2011年度から工事着手する計画で、一般競争入札の公告に向けて現在発注準備を進めている。9月までに入札を終える予定だ。
対象地区は津市一志町波瀬を起点に、現道の北側に沿ってルートを取り、矢頭峠を越えて、同市美杉町下之川までの終点をほぼ直線で結ぶ計画。トンネル概要は、延長1637b、道路幅員5・5b(2・75b×2車線)。路肩、管理用通路が各0・75bで1・5b、両側で3b。全幅員では8・5b。工期はトンネル本体工で39カ月を見込んでいる。
また、両側の現道からの取り付け道路建設のために、法面を掘削する道路築造が各延長300bあり別途の道路工事として計画されているが、今回のトンネル工事には坑口の取り付けに必要な区域が付帯される予定。トンネル工事の設計はオリエンタルコンサルタンツ中部支店(名古屋市中村区)が担当。
同バイパスは、津市が進める最終処分場の操業に合わせて計画され整備を行うもの。