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建通新聞社(中部)
2011/07/06

【三重】新総合ごみ処理施設整備事業で年内にも造成工発注

 四日市市は「新総合ごみ処理施設整備事業」について、2011年内に造成工を発注する予定だ。また、公設民営(DBO)方式で設計施工を一括する処理施設の整備・運営事業者の選定作業も開始する見通し。
 新総合ごみ処理施設は、焼却施設が処理能力一日当たり336dを予定し、同市と三重郡の朝日町や川越町を含めた不燃ごみと粗大ごみの破砕・選別処理なども行う総合的なごみ処理の拠点として計画。焼却と破砕処理の各施設のほか、管理棟、防災調整池などを配置し、15年度中の完成を目指している。
 同施設は、垂坂町に既存する北部清掃工場と隣接する山林約8fを建設地に想定している。敷地造成と処理施設の整備・運営は別途で発注する意向を示しており、全体敷地のうち約7・4fの用地取得が順調に進めば、年内にも造成工を発注をする。
 また、処理施設の整備・運営事業者の選定に向けては、7月中にも学識経験者などの外部委員を含めた事業者選定委員会を設置する。ストーカー炉、灰溶融炉、ガス化溶融炉(シャフト式、流動床式)の3機種から選定する焼却施設や一日当たり32dの破砕施設のほか、メンテナンスやランニングコスト、環境への配慮などを含め、選定基準などを検討する。
 市は、検討結果を踏まえて施設の設計・施工と管理運営を性能発注方式により一括で発注するため、年内にも公募を開始する。技術的提案を受け、市の要求水準、運営者の考え方などのヒアリングなどを行って12年6月ごろまでに事業者を選定する考えだ。