静岡県は、「家・庭一体の住まいづくり」のアイデアコンペの募集を開始した。庭や菜園、周辺の自然環境を取り込み、自然との触れ合いや地域とのつながりを大切にした住まいの提案を、一般提案とモデル住宅団地提案の二つの部門で募る。15歳以上30歳未満の個人またはグループを対象に、8月31日まで提案を受け付ける。
県では、豊かな自然と美しい景観を生かした、生活と自然が調和する「家・庭一体の住まいづくり」を総合計画の重点テーマに位置付けている。その一環として、若い子育て世代の住環境の充実や、未利用公有地の有効活用などを目指した取り組みを進めるため、学生や若手建築士などを対象にアイデアコンペを実施する。
募集するのは、自然と触れ合える個々の住宅と庭に関する提案や、集合住宅での共同菜園などの自然との触れ合いや地域とのつながりなどを大切にした住まいの提案を求める「一般提案」と、県総合教育センター北側駐車場(掛川市富部、敷地面積約5000平方b、山林約6800平方b)を活用して新設するモデル団地の全体計画に関するアイデアを求める「モデル住宅団地提案」の2部門。
指定の応募申込書に住所、氏名などの必要事項を記入し、A2サイズの用紙1枚に応募作品の「タイトル」「コンセプト」「アイデアを視覚的に表現したイメージ(スケッチ、パース、模型写真など)」を記入。郵送や宅配便、持参で提出する。
各部門の最優秀賞に賞状と賞金10万円、優秀賞(2点以内)に賞状と賞金3万円を贈る。
申込書やコンペの詳細を県のホームページ(http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-310/garden/ie-niwa.html)に掲載。
問い合わせ先は県くらし・環境部住まいづくり課 電話054(221)3081。
(2011/7/8)
建通新聞社 静岡支社