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建通新聞社四国
2011/07/08

【徳島】来年3月にも発注 半田病院建て替え

 つるぎ町は、南海・東南海地震などの大規模地震に備えた耐震化を目的に老朽化の進む半田病院南病棟を建て替える。このため6月補正予算に工事費11億1078万円を計上。現在、新病棟建設の実施設計を陽設計(徳島市)で進めており、12月までに設計を完了させ、2012年3月までの本体工発注を目指す。
 半田病院は、本館棟と南病棟、管理棟で構成。南病棟建て替えに伴い、既存施設解体を12月、新病棟建設を12年3月にそれぞれ発注。その後、13年1月に管理棟解体を発注するスケジュール。新病棟完成は13年3月を予定している。
 新病棟の計画規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3000平方bを想定。病床数は現在の97から72床に削減する方針。解体する南病棟は同造3階建て延べ2152平方b、管理棟は同造2階建て延べ560平方b。
 また、南病棟解体に先立ち、南病棟の入院患者を本館棟に移すため、本館棟の増築および内部を改修し、病床を12床増やす。増築場所は、本館棟4階の屋上部分で鉄筋コンクリート造平屋257平方b。内部改修では、会議室や事務室を仮設病床に改装する。
 今回の建て替えには、国の医療施設耐震化臨時特別交付金を活用。災害時に地域医療の中核となる災害拠点病院に指定されており、早期耐震化が求められていたことから老朽化の著しい南病棟と管理棟を解体し、管理業務の役割を持つ新病棟を建設する。所在地は半田字中薮。