日刊建設工業新聞
2011/07/12
【鳥取】未来づくり推進本部会議/今後の取り組み状況確認
平井知事が掲げたマニフェストを実現する「未来づくり推進本部会議(本部長・平井伸治知事)」が8日県庁であり、政策項目を実行する11のプロジェクトチーム(PT)が取り組み状況を話し合った。
各部局長が出席した第2回目の会議では、とっとり環境イニシアティブPT(主管部局・生活環境部
)がエネルギーシフトについて、かんがい用ダムを活用した発電など、先進的な検討内容を報告。平井知事は「電源が失われない水力は有力」と指摘し、砂防ダムなどを含めて可能性を追求することになった。今後、PT傘下に置く県民参画のワーキンググループが具体的に議論し、リサイクルや省エネなどを含めたイニシアティブプランを年内に策定する。
平井知事は「現場に出て『みんなでやらいや』が我々のスタイル。資料作りに満足するのではなく、手ごたえのある未来づくりに結果を出すことが求められる」と強調した。
また、2012度当初予算編成に向けては、各PTが11月中をめどに議論を終えて、事業内容を12月中旬の政策戦略会議に諮る。その後、年明けに予算要求し、原則として知事による一発査定を11年度と同じように踏襲することを確認した。