建通新聞社四国
2011/07/15
【徳島】年内着手で準備 那賀警察署の耐震改修
徳島県警察本部は、那賀警察署耐震改修を2011年内に着手する予定で準備を進めている。また、板野警察署でも耐震改修を計画。今後、設計を外注し11年度内の完了を目指す。
那賀警察署の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ693平方b。鉄骨ブレース設置などによる補強を行う。竣工は1964年度。施設の老朽化が進んでおり、耐震診断の結果によるとIS値は0・55。耐震改修を行い0・9まで引き上げる。南海地震に備え、指揮・情報伝達施設である警察施設の耐震改修を行い、南海地震発生時の死者ゼロを目指した早期の体制向上を図る。所在地は那賀町和食郷字南川。
板野警察署の規模は、同造3階建て延べ1071平方b。竣工は69年度で耐震診断の結果、IS値は0・27だったことから改修を計画。同署が管轄する藍住町は、人口増加率が高いこともあり、各種事件、事故の増加も懸念されることから、「安全・安心とくしまの実現」には欠かせない整備となる。11年度は耐震改修設計、12〜13年度の2カ年で工事を行う予定。所在地は板野町大寺字大向。