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建通新聞社四国
2011/07/15

【愛媛】上部工5件を順次 松山外環状インター線

 国土交通省松山河川国道事務所は、国道33号松山外環状道路インター線整備で、松山市北井門で整備促進を図る井門高架橋など橋梁上部工5件の発注を予定しており、早ければ8月ごろから順次公告するもよう。また、インター線終点側では、本線の余戸南高架橋下部工と余戸南ランプ橋の下部工にも着手する予定で、早ければ7月中にも公告となりそうだ。
 2011年度発注予定のうち、政府調達(WTO対象)案件は、井門高架橋上部工と内川第1橋上部工の2件。井門高架橋はPC6径間連続中空床版橋で、延長約168b。11〜12年度事業として整備する。内川に架かる内川第1橋は鋼3径間連続開断面箱桁橋の延長約173b。11〜13年度で整備する。また、松山JCT第1高架橋は、PC4径間連続中空床版橋延長約120bのうち、3径間延長約92bの上部工が四国地方整備局から発注される。このほかでは松山JCT─Gランプ橋(ブリッジ4)上部工(鋼2径間連続鋼非合成箱桁橋)延長98bと同Fランプ(ブリッジ3)上部工(3径間連続鋼非合成箱桁橋)延長97bの2件を分任官契約として発注する。
 一方、松山市余戸南の余戸南高架橋(7径間連続PC中空床版橋)下部工は南側(下り線)の橋脚6基を発注するほか、余戸南ランプ橋(2径間連続PC中空床版橋)も下部工橋脚6基(オン・オフ3基)を発注する。
 松山外環状道路インター線は、国道33号(松山市北井門町)〜国道56号間(松山市余戸南)までの延長4・8`、幅員約60b(全幅)。松山ICや松山空港、松山港といった広域交通拠点や地域開発拠点とのアクセス性向上、市内部に流入する交通の分散を目的とした地域高規格道路として16年度に事業化され、07年度から工事着手している。10年度末時点の事業進捗率は約39%。計画では、13年度中に松山市北土居町から古川地区までの約1・2`、14年度中に松山市余戸南から市坪までの供用(暫定2車線)を目指している。