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建通新聞社四国
2011/07/19

【高知】1階上部に免震層設置 県の新資料館建設

 高知県文化生活部文化・国際課は、新資料館の建設について、基本設計の途中段階として、入口、ホールなどの1階と2階の間のスペースを免震層とし、地震からの揺れを軽減し、2階に収蔵庫、3階を展示室とする計画を明らかにした。
 構想では、1階を耐震構造とし、研修室、観光地などの紹介コーナーなどを設置する。天井高は1階の上部に免震層を設置するため、各階4〜6bの高さを確保できるため、2階と3階の床面の高さは一般的な建物の3階、5階に相当し、地震や津波などに備える。
 また、施設周辺の渋滞などに配慮して、団体バスなどの駐車場の出入り口は南側に設置する。
 基本設計完了後の11月から実施設計に入り、早ければ2013年度中に建築、展示、外構工事などを発注する。開館は14年度末ごろになる見込み。
 想定される規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約5000平方b。
 建設予定地は高知市追手筋の高知財務事務所跡地とJA高知信連(財務事務所東、南側駐車場)。
 建築の基本設計は日本設計・若竹まちづくり研究所共同企業体、展示の基本設計は丹青社・高知広告センター新資料館基本設計(展示)委託業務共同企業体が担当。納期は10月31日まで。
 基本構想は、丹青社・ハウジング総合コンサルタント新資料館基本構想策定委託業務共同企業体が担当した。