三重県尾鷲建設事務所は、近畿自動車道紀勢線紀伊長島インターへのアクセス道路となる国道422号道路改良の今年度事業となる「その1」「その2」「その3」工事を今週にも発注する。
工事概要は、その1が切り土工延長約160b、その2が切り土工延長約160bと盛り土工延長約180b、その3が補強土壁工延長約80bと下層路盤工延長約480b。
その1と2の主な工事内容は、現在、路体盛り土を施工している個所=写真=から、インターの建設予定地方向にある山の切り土と、その発生土によるインターと赤羽川の間に建設する区間の路体盛り土。道路縦断に対し、山側をその1、谷側をその2に分割して切り土工を発注する。インター赤羽川間の路体盛り土はその2に含まれる。
その3の主な工事内容は、現在施工中の路体盛り土の発注済み地点から、切り土地点までの間に残る路体盛り土区間の補強土壁工。同区間を含む国道42号から補強土壁施工区間の下層路盤工となる。
紀伊長島インター線は、国道42号からインターへのアクセスと、国道422号が現在狭いのでバイパス機能を確保する狙いがある。全体計画は延長1050b、幅員11b。幅員構成は車道6bと、その両側に路側0・75b、歩道3・5b、路肩0・5b。建設地は紀北町紀伊長島区東長島。
起点は赤羽川側で、田山川が赤羽川に流入する地点に架かる橋の左岸付近。終点は国道42号の東長島南交差点。途中で紀勢線と立体交差し、紀伊長島インターが設けられる。