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建通新聞社(中部)
2011/07/20

【岐阜】多治見市の(仮称)日本タイル館建設、丹青社に基本計画策定業務を委託

 多治見市は、笠原地区に建設する「(仮称)日本タイル館」の基本計画策定業務を、丹青社(東京都台東区)に2012年3月19日までの工期で委託した。市長諮問機関の同館整備推進委員会と共同で基本計画をまとめていく。順調なら、12年度から設計に入り、15年度内の開館を目指して建設工事を進める方針だ。
 同事業は、06年の旧笠原町との合併時にタイル産業の振興と活性化を図る拠点として建設を決めた。当初計画の「道の駅・(仮称)日本タイル村」を集客力などの面から断念し、「日本タイル館」のみの建設に変更した経緯がある。事業費は合併特例債を活用する。
 建設候補地は、13年度に取り壊しが予定されている「笠原庁舎」の跡地(庁舎前のタイル広場を含む)の笠原町古御所2082ノ5ほか。施設規模は未定だが、延べ床面積で1000〜2000平方bの範囲で検討されそうだ。
 基本計画策定業務では、施設の機能と規模、構成や配置などのほか管理運営の在り方、建設経費や管理運営にかかる所要経費の試算など具体的な施設像を策定するとともに、外部有識者で構成する整備推進委員会の円滑な運営を支援する。