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北海道建設新聞社
2011/07/22

【北海道】道内勢が各賞独占−土木学会建設マネジメント表彰 

 土木学会建設マネジメント委員会(小澤一雅委員長)は、2011年度表彰対象者を決定した。建設マネジメント分野において顕著な功績を残した活動や論文に対し贈るもので、北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会(委員長・高野伸栄北大大学院工学研究院准教授)の住民参加型総合評価方式の取り組みが複数の賞を受賞するなど、北海道の活動が全国的に高い評価を受けた。
 同委員会では、10年度に建設マネジメント分野の学術的・技術的・実務的な発展に貢献した個人と団体に対する表彰制度を創設。今回は第1号となる受賞者を決定した。
 表彰制度では「論文賞」と「優秀講演賞」、そして建設マネジメントの実務で創意工夫に富んだ意欲的な取り組みに授与される「グッド・プラクティス賞」の3部門を設けている。
 北海道からは「論文賞」に、倉内公嘉札幌開建札幌道路事務所長の「公共工事入札における住民参加の可能性に関する研究」が受賞。倉内所長は「優秀講演賞」でも「総合評価方式における技術提案の審査方法に関する研究」でも対象となりダブル受賞≠ノ輝いた。
 また「グッド・プラクティス賞」では、北海道土木技術会建設マネジメント研究委員会の住民参加型総合評価方式の取り組みと、稚内建協(藤田幸洋会長)が進めてきた「稚内ワッコルプロジェクト」が受賞。同賞では、道内勢が独占するなど、北海道の先駆的な取り組みが高い評価を受けている。
 発表会と表彰式は8月11日午前10時から、東京都内の土木学会講堂で行われる。